情報発信ビジネスはネット上のメディアを活用するために、顧客の様々な購買プロセスを数値化して分析することができます。
その分析には、Googleアナリティクスという無料の解析ツールの導入が必須なんですが、これがまた非常に複雑で、初心者の方にとってはどの画面を見て分析すればいいのかがとても分かり辛いんですね。
そこで今回は、アクセス解析でこれだけは絶対押さえておきたいGoogleアナリティクスで見るべき5つのポイントについて解説していこうと思います。
Contents
Googleアナリティクスで押さえておきたい項目
❶ アクセス状況の概要を知る
ユーザー>概要
このページでは、ブログやWebサイトへのアクセス状況の概要を把握することができます。

また、表示されるグラフはデフォルトでは「ユーザー数」を表していますが、グラフが明らかにヘコんだりしている部分があれば、日にちや曜日などにも着目してみましょう。
反対に、土日祝日にはアクセスが増えたりすることもよくあります。
各項目の意味については下記に掲載しますので、ぜひチェックしてみてください。
ユーザー | 訪問した人の数(正確に言うとブラウザの数) |
---|---|
新規ユーザー | 初めて訪問したユーザーの数 |
セッション | 訪問数(1人が1日に2回来たら2セッション) |
ユーザーあたりの セッション数 |
ユーザー1人あたりの平均セッション数 |
ページビュー数 | 閲覧されたページ数の合計 |
ページ/セッション | 1回の訪問当たりで閲覧されたページ数の平均 |
平均セッション時間 | Webサイトの滞在時間の平均 |
直帰率 | 1ページだけ見て帰った人の割合 (一般的なブログやサイトの場合60%以下が目標) |
❷ アクセス元を知る
集客>すべてのトラフィック>チャネル
このページでは、ブログやWebサイトへのアクセス元が分かります。

このアクセス元を知ることで、ブログやWebサイトへの訪問者がどこからやってきたのかを把握できるようになります。
各項目の解説については下記に参照しますが、例えば「Organic Search」からの流入が多数を占めている場合であれば、そのブログは検索エンジンからの流入がしっかりとできていることが分かります。
一方で「Social」からの流入が多い場合は、そのブログはSNSからの流入が多いことが分かります。
アクセス解析ではアクセス数だけでなく、こういったアクセス元にも気を配るようにしましょう。
Organic Search | YahooやGoogleなどの検索サイトからの訪問 |
---|---|
Paid Search | 検索連動型広告からの訪問 |
Display | ディスプレイ広告からの訪問 |
Other Advertising | 上記以外の広告からの訪問 |
Direct | ブックマーク・URL入力などでの訪問 |
Referral | 他サイトのリンクを経由しての訪問 |
Social | TwitteやFacebookなどのSNSと無料ブログからの訪問 |
メールマガジンからの訪問 | |
Affiliates | アフェリエイトリンクからの訪問 |
Other | Googleアナリティクス分類できないもの |
❸ どのページが最も多く見られているのかを知る
行動>サイトコンテンツ>すべてのページ
このページでは、ブログやWebサイト内のどのページが最も多く見られているのかを知ることができます。
デフォルトでは上位10ページまでしか表示されませんが、下部にある「表示する行数」という項目から最大5,000行まで表示数を増やすことができます。

ここでは、あなたがユーザーに見てほしいと思っているページがきちんと見られているか(上位にランクインしているか)をチェックします。
その際には、
- 直帰率
- 平均ページ滞在時間
- 離脱率
といった項目を中心にチェックしてみましょう。
ちなみに、直帰率とは1ページだけを見て他のぺージを見ずに帰ってしまった人の割合のことです。
一般的なブログやサイトの場合、直帰率は60%以下にするのが目標とされ、直帰率が90%を超えている場合には、すぐに離脱させない工夫が必要になると考えられます。
❹ 入り口となったページを知る
行動>サイトコンテンツ>ランディングページ
このページでは、ブログやWebサイトに訪問する際の入り口となったページを知ることができます。
❸の「行動>サイトコンテンツ>すべてのページ」の項目では、全体でどのページが最もアクセスされたかを示す項目ですが、「行動>サイトコンテンツ>ランディングページ」では、ブログに「初めて」訪問した際の入り口となったページを知ることができます。
で、入り口となったページの直帰率が異様に高ければ、そのページから離脱を防ぐためにプレゼントを目立たせて表示させるなどの工夫ができるようになります。
なお、❸同様、デフォルトでは上位10ページまでしか表示されませんが、下部にある「表示する行数」という項目から最大5,000行まで表示数を増やすことができます。
❺ 成果の状況を知る
コンバージョン>目標>概要
このページでは、ブログやWebサイトの目標達成状況を知ることができます。

「コンバージョン」とは、申し込みや購入など、こちらが顧客に取って欲しい行動を達成したときの状態を意味しています。
コンバージョンは、Webサイトの種類によって異なります。
例えば、企業サイトであれば「お問い合わせ完了ページ」がコンバージョンになりますし、情報発信ビジネスにおけるランディングページであれば、「メールアドレスの登録完了ページ」がコンバージョンとなります。
なお、Googleアナリティクスでコンバージョンを計測するには、少しだけ設定が必要になりますので、

といった画像が表示される場合には事前に設定をされてください。
コンバージョン計測の設定方法については、下記のページを参考にされてください。

まとめ
というわけで今回は、アクセス解析でこれだけは絶対押さえておきたいGoogleアナリティクスで見るべき5つのポイントについて解説させていただきました。
Googleアナリティクスは特に初心者の方の場合だと、どのページのどこの項目をみればいいのかがサッパリ分からないという人も少なくないはずです。
ただ、情報発信ビジネスで活用する上では、基本的に今回お伝えした5つのポイントを押さえておけば大丈夫です。
自由と自分らしいライフスタイルの描き方
