「提供内容(オファー)」の項目では、あなたの商品を購入したことで顧客が得られるものを具体的に書き出していきます。
商品購入後に得られるものが分からないままだと顧客はお金を支払うことに恐怖を感じてしまい、商品の購入に踏み出せなくなります。
なので、必ず提供内容(オファー)は顧客に明示する必要があるんですね。
そこで今回は、「提供内容(オファー)」の示し方と3つの構成要素について解説していこうと思います。

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そもそも、「提供内容(オファー)」とは何か?
そもそも「提供内容(オファー)」とは、
- あなたの商品を購入したことで、顧客が単純に何を得られるのか?
- 顧客に支払っていただく費用に対して、あなたから何を提供するのか?
というものを明確に示してあげるプロセスのことです。
例えば、
- 本屋に行けば、本が買える
- スポーツジムに行けば、専用器具で筋トレできる
- コンサートに行けば、生歌が聴ける
というように顧客は対価を払えば、自分が何を得られるのかをあらかじめ知っているのが当たり前です。
でも、情報を売っていく情報系ビジネスの場合、購入した後に何を得られるのかをきちんと顧客に示さないと、自分が何をもらえるのかが分からず、余程お金を無駄にしたい人でない限り財布が開かれることはないわけです。
トヨタや日産のようなディーラーに行けば車が買えるのが分かっているから、車を買いたい人はディーラーで疑うこともなくお金を払いますよね?
美術館に行けば普段見ることができないような貴重な絵画が見れるから、絵を見たい人は美術館で疑うこともなくお金を払いますよね?
野球場に行けばプロ野球選手のプレイを生で見られるから、野球好きな人は野球場で疑うこともなくお金を払いますよね?
いずれのケースも「〇〇がもらえる=だから〇〇円払う」という暗黙のルールが存在しているわけです。
もちろん、情報を売るビジネスも同じです。
「〇〇がもらえる=だから〇〇円払う」
これを成立させるために、あなたが顧客に提供するサービスを明確に書き出す必要があるんですね。
また、実際に提供内容を書き出す中で、ライバル商品と比べて量的に足らなかったり劣ると感じた場合は、提供内容をさらに追加して商品自体を強化していくことも重要です。
提供内容(オファー)を構成する3つの要素
提供内容(オファー)を考えるというのは、「あなたの商品を手に入れたら何を得られるのか?」を考えるということです。
そして、提供内容(オファー)を具体的に考えていく場合、
- 提供されるサービスの一覧
- オプション・特典
- 価格・送料・手数料・分割決済に関して
の3つの要素を掘り下げていくことになります。
というわけで、1つずつもう少し解説を加えていこうと思います。
❶提供されるサービスの一覧
まず、あなたの頭の中で提供する内容がゴチャゴチャになっていては、見込み客に伝わるはずがありません。
なので、見込み客はもちろん、あなた自身がきちんと把握するためにも、提供内容を具体的かつ明確に一覧にまとめてみましょう。
そして、書き出していく中で提供内容が何だかちょっと少ないなぁと感じるようであれば、迷わずに追加していくのがベターです。
例えば、メルマガアフィリエイト教材を販売する場合なら…。
- PDFで何ページ、動画や音声は何分の商品なのか?
- そもそも何が学べる内容なのか?
- どれくらいの期間でどれくらいの収益を稼げるのか?
- どんなサポートを受けられるのか?
といった感じですね。
❷オプション・特典
書店に売っている書籍も情報系ビジネスにおける情報商品も、同じ「情報コンテンツ」ではあるものの、両者には明確な違いがあります。
それは、情報商品の場合は書籍に比べて、本体以外の付加価値を付けやすいという点です。
これはどういうことかって言うと、書店の本であれば手に入るのはあくまでも本だけですが、情報商品の場合は本体のコンテンツ以外にも、別に何か役立つサービスやサポートなどの付加価値を付けることが可能なんですね。
また書店の本とは異なり、情報商品はユーザーの声を取り入れたりしながら、後でドンドン追加して商品を進化・熟成させていくことができます。
つまり、足りなかった部分は後で追加していけるということも視野に入れながら、
- どんな特典を設けるのか?
- どんな文章で表現するのか?
こういったことを意識しながら進めていくのがおススメなんですね。
要するに、商品をリリースする段階では100%の状態でなくても良くて、
とか、
というような提示の仕方が可能だということです。
例えば、メルマガアフィリエイト教材を販売する場合なら…。
- 半年間のメールサポート付き!
- 無料集客マニュアル
- メルマガ広告配信1回無料サービス
- 購入者同士の交流会の開催
といった感じですね。
❸価格・送料・手数料・分割決済に関して
どんな商品やサービスにも共通することですが、見込み客が一番気になるのは、やはり「商品の価格」です。
価格が安いものほど売れやすくはなるものの、安さで勝負すると必ず失敗するため、価格は慎重に設定すべきです。
一般的な感覚で価格を設定するのではなく、たとえ一般的には高いと思われる価格であったとしても、安く見せる工夫は可能です。
なので、価格そのものに考えを巡らせるよりも、付けた価格をどう安くお得に見せるのかに時間を割くようにしましょう。
例えば、メルマガアフィリエイト教材を販売する場合なら…。
- 20万円や30万円で販売してもおかしくないレベルだと伝える
- 分割払いであれば、毎月3万円の自己投資で数十倍のリターンが見込めると伝える
- 1日あたり〇円で購入可能と伝える
- クレジットカードや銀行振込で決済可能と伝える
といった感じですね。
また、情報商品を購入したことがある方は、
- 何かお得に感じた部分はあったか?
- 価格を安いと感じたのであればどこの部分か?
といった実体験を思い出してみることも非常におススメな方法です。
まとめ
というわけで今回は、「提供内容(オファー)」の示し方と3つの構成要素について解説させていただきました。
どれだけ魅力的な商品であっても、何が得られるのかを具体的に示さなければ見込み客は決してお金を支払ってはくれません。
なので、あなたの商品の購入後に何が得られるのか、何を追加で提供していけるのかをできる限り明示しておきましょう。
自由と自分らしいライフスタイルの描き方
