「ターゲットコピー」とは、どんな人があなたの商品を購入するのか、どんな人があなたの顧客になり得るのかを具体的に書き出す項目です。
この項目によって、あなたの商品を手に入れて喜ぶ人がどんな人なのかが明確になります。
そこで今回は、ターゲットコピーの作り方と3つの構成要素について解説していこうと思います。

Contents
そもそも、「ターゲットコピー」とは?
そもそも「ターゲットコピー」とは、どんな人があなたの商品を購入するのか、どんな人があなたの顧客になり得るのかを具体的に書き出していく項目です。
一般的に見込み客というのは、狭く絞れば絞るほど反応が取れるようになります。
でもこれは一長一短があり、絞れば絞るほど反応は取れるようになるものの、絞った対象以外は無関係と思われてしまうんですね。
例えば、
- 猫を飼っている人
- 猫を飼っていて、猫種は「スコティッシュフォールド」
- 猫を飼っていて、猫種は「スコティッシュフォールド」で1才
このように対象を絞っていけば、❶よりも❸に該当する人の方が反応は取れます。
反面、❷や❸に該当する人は、シャムやマンチカンといった他の猫種のことは完全に無関係と思ってしまうという欠点があるわけです。
同様に、
- お金が欲しい人
- お金が欲しくて、ネットビジネスで稼ごうと思っている人
- お金が欲しくて、ネットビジネスで稼ごうと思っている人で、転売に取り組もうと思っている人
といったケースだと、❶よりも❸の方が反応は取れるものの、❷や❸に該当する人は、FXや株式投資のことは響かないわけです。
要するに、ターゲットコピーというのは誰をターゲットとしているのか、広く狙う商品もあれば狭く狙う商品もあるということです。
こういったことを踏まえ、あなたの商品はどのターゲット層を狙っているのかというのを自分自身で理解するためにも、ターゲットコピーを書き出す必要があるんですね。
どんなビジネスでも見込み客のことをきちんと理解できていなければ、反応が取れるコピーは出てきません。
そのため、「何とな~くならイメージはしている」という曖昧なものではなく、具体的に「言語化」することで格段に反応のある文章を生み出すことができるようになります。
あなたも、本気で自分のことを考えてくれている人と、何となく自分のことを考えてくれている人…。
どちらから商品を買ったりサービスを受けたりしたいと思いますか?
当たり前ですが、あなたが見込み客の立場なら、自分のことを真剣に親身に考えてくれている人にお金を払いたいと普通は思うはずです。
でも、世の中のほとんどの起業家は「何とな~く」しか顧客のことを考えていないのが実情なんですね。
なので、見込み客が具体的であるほど、それだけライバルと差別化できて稼ぎやすくなるわけです。
ターゲットコピーの3つの構成要素
ターゲットコピーを考えるというのは、「あなたの商品を手に入れて喜ぶ人はどんな人なのかを考える」ということでもあります。
そして、ターゲットコピーを具体的に考えていく場合、
- 顧客の悩み
- 顧客はどのような状態になりたいのか?
- 顧客の抱えている不安
この3つの要素を掘り下げていくことになります。
というわけで、1つずつ詳しく解説していきますね。
❶顧客の悩み
まずは、「顧客の悩み」について具体的に書き出していきます。
あなたの商品を求める顧客やターゲットは、一体どのような悩みを抱えているのか?
ビジネスにおいては、人の悩みを見つけることは金脈を探し当てることと同義です。
なので、些細なことでも見逃さずにまずはとにかく書き出してみましょう。
例えば、物販ビジネスのケースだと…。
- 利益の出る商品が中々見つけられない…
- 商品の梱包が面倒…
- 仕入先を探すのが難しい…
- 在庫調整や返品対応が煩わしい…
といった感じですね。
❷顧客はどのような状態になりたいのか?
続いて、あなたの商品を求める顧客やターゲットは、最終的にどのような状態になりたいのかを具体的に書き出していきます。
商品の種類や内容に関係なく、
- どのようになりたいのか?
- 求める理想の状態はどんなものなのか?
ということを書き出してみてください。
例えば、物販ビジネスのケースだと…。
- 他人にすべての作業を任せたい…
- 仕入れを外注化したい…
- 自分は売上や利益をチェックするだけにしたい…
- 面倒な作業をツールで自動化したい…
といった感じですね。
❸顧客が抱えている不安
最後に、あなたの商品を購入したいと考えている見込み客やターゲットは、今どんな不安を抱えているかを具体的に書き出していきます。
これは、その悩みを抱えている人があなたの周りにいたら実際に聞いてみるのもいいですし、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などのいわゆる知恵共有サービスを活用してリサーチしてみるのもおススメです。
例えば、物販ビジネスのケースだと…。
- 作業量が増えれば増えるほど自分の時間が無くなりそう…
- 自分でないとできない作業が多すぎる…
- 今後もずっと在庫調整に気を遣って生きていくのか…
- 商標権を勝手に侵害してないか心配…
といった感じですね。
今回は物販ビジネスのケースを例にお伝えしましたが、どんなジャンルのビジネスでも基本的なアプローチは同じです。
まとめ
というわけで今回は、ターゲットコピーの作り方と3つの構成要素について解説させていただきました。
ターゲットコピーという単語だけだと、一体何を書き出していけばいいのか分かりにくいかと思いますが、ターゲットコピーの要素を明確化することで具体的な文章を作れるようになるはずです。
「誰に」発信していくのかをきちんとイメージできているかどうかで、発信内容の価値が明らかに変わってきますので、ぜひ意識していただければと思います。
自由と自分らしいライフスタイルの描き方
