ちゃんと「現状把握」をしよう
ネットでビジネスを始める事前準備としては、パソコン環境の整備やタイピングの習熟など色々とやることはあるんですが、中でもとりわけ重要なのが、
- 情報の断捨離
- 現状把握
の2つなんですね。
そこで今回は、ビジネスを始めるにあたって事前にしておきたい重要な作業として、2つ目の「現状把握」について解説していこうと思います。
なお、1つ目の「情報の断捨離」については下記のページをご覧ください。

なぜ現状把握が必要なのか?
人間は意外と己の現状が分かっていないものです。
なぜなら、普段は自分の現状を考える機会なんてなかなかありませんし、また今ある現実から目を背けている人も少なくないからです。
でも、あなたがこれから人生を確実に変えて行きたいと思っているのなら、あらかじめ現状を把握しておくことは実はとても重要な作業なんですね。
また、ここで言う現状把握というのは、「同世代の他人との比較」を意味します。
こんなことをお伝えすると中には、自己の現状を他人と比べることに抵抗感や違和感を感じる人もいるでしょう。
と謳う人も確かにいます。
じゃあどうして、他人と自分を比べる必要があるのか?
まず、シンプルに言えば、僕は色んなところで「丁寧に生きるための術(すべ)」をお伝えする活動をしています。
そのための手段がビジネスなのであって、時間とお金の自由を手に入れることで、理想とするライフスタイルを実現していく。
これが、僕とあなたとを結びつけている共通の願いだと思います。
じゃあ、丁寧に生きて行くために必要な時間とお金っていうのは、一体どれくらいあればいいと、あなたは思われますか?
時間については、簡単ですよね。
1日は24時間しかないので、自分のために使える時間の割合が多ければ多いほど良い、ということに尽きます。
では、一方でお金の方はどうでしょうか?
もちろん、こちらも多ければ多いほど良いというのは言うまでもないとは思いますが、もっと分かりやすい表現を使うなら、いわゆる「お金持ち」になることが、一つの着地点になってくると思うんですね。
ではですね、「お金持ち」という言葉について改めて定義付けをしてみることにします。
色んな概念があると思いますが、
大多数の他人よりもたくさんのお金を持っていること
ここではこの定義に基づいて、話を進めて行くことにしますね。
あなた自身もあなたの周りの人たちも、みんなが同じ年収で同じ資産状況なら、貧乏人もお金持ちも存在しません。
「経済格差」なんて言葉が生まれるはずがないんです。
でも、現実はどうでしょうか?
経済格差なんて、メチャメチャ広がりまくってますよね?
今後も経済格差が広がる一方なのは、火を見るよりも明らかです。
そう考えてみると、他人との比較を意味がないと決めつけて今の自分の現状から目を背けることの方が遥かに無意味なのは言うまでもありません。
そもそも、他人が存在してそこで比較するからこそ、自分自身というものを正確に知ることができるわけです。
- お金持ちの人がいるから、貧乏の人が確認でき、
- 勉強ができる人がいるから、勉強のできない人が確認でき、
- 細くスタイルの良い人がいるから、太っている人が確認でき、
- 運動が上手な人がいるから、運動が下手な人が確認できる
というわけです。
その逆もしかりです。
- 貧乏な人がいるから、お金持ちは羨ましいと言われ、
- 勉強のできない人がいるから、勉強のできる人は凄いと言われ、
- 太っている人がいるから、細くスタイルの良い人が注目を浴び、
- 運動が下手な人がいるから、運動が上手な人がもてはやされる
ということが言えますよね。
この考え方に納得がいかない方もひょっとしたらいるかもしれません。
ですが、良くも悪くも僕らはそういった価値観の世界の中で生きているのは事実です。
なので、経済的な面において、
「自分は今、どの位置にいるのか?」
これをきちんと受け止めて把握しておくことが、あなたが望む生き方や未来への何よりの近道となるんですね。
現状把握の具体的なやり方
ところが、現状を把握することで自分がいかにヤバい状態なのかが分かってしまい、精神的にしんどくなってしまうこともあるかもしれません。
僕自身、自分の現状を初めて把握してみたときは、それはそれは気分が落ち込みましたね。
だって、その時点での僕の累計収入というのが、同年代の4分の1もなかったんですから。
でも、僕はその現実から目は背けませんでした。
むしろ、嫉妬や怒りをエネルギーに変え、「絶対に自分の現状を変えてやる!」とさらに決意ができました。
なので、あなたも現状把握の結果次第では、少し気分が落ち込んでしまったり、一時的にやる気が削がれてしまうこともあるかもしれません。
ですが、あなたがこれから着実に成功を収めるために…。
ビジネスのスタート段階では「情報の断捨離」とともに、とても大切な作業となるので、ぜひ時間をきちんと確保した上で、取り組んでみるようにしてください。
現状を把握する上で、比較すべきポイントは、
- 年収
- 累計収入
- 月の労働時間
- 読書量
- 借金(負債)
- 貯金(貯蓄)
の6つの要素です。
これだけでは具体性を欠くので、簡易ツールと簡単な説明を付け加えておきますね。
まず、現状把握用の簡易シートを用意しましたので、こちらをダウンロードしてください(プリントアウトをおススメします)。
次に、各項目について簡単に説明させていただきます。
❶ 年収
まず、同年代の平均年収はこちらのページを参考にされてください。
現状の自分の年収については、直近年度の税込年収をご記載いただければOKです。
❷ 累計収入
同年代の累計年収は下記の資料を参考にされてください。
下記の生涯賃金を定年までの就労年数で割り、現在のあなたの年齢の就労年数を掛けて算出してください。
例)現在35歳で大学卒の男性の場合
- 2億6920万円÷38年(定年時60歳-大卒時22歳)=708万円
- 708万円×13年(現在35歳-大卒時22歳)=9,204万円 ←同年代の累計収入
現状の自分の累計収入については、得てきた収入の合計となります。
分からない場合は、分かる範囲で構いません。
例)月20万円の収入を5年、月30万円の収入を8年の場合
- 20万円×5年=1,200万円
- 30万円×8年=2,880万円
- 1,200万円+2,880万円=4,080万円 ←現状の自分の累計収入
その他の細かい部分は各自の判断で算出してみてください。
大切なことは過大評価をして水増しすることなく、事実を事実として客観的な視点で把握することです。
❸ 月の労働時間
正社員の1ヶ月あたりの労働時間は男性が平均180時間~200時間、女性が160時間から180時間と言われています。
これは完全週休二日制で月20日働いたとすると、1日8〜10時間働いているという計算になります。
なので、同年代の平均には180時間前後を記載すればOKです。
現状の自分の労働時間には、実際の労働時間をご記載ください。
❹ 読書量
年代別の読書平均冊数はこちらを参考にされてください。
現状の自分の欄には実際のひと月あたりの読書量をご記載ください。
❺ 借金(負債)
同年代の負債額は下記を参考にされてください。
なお、現状の自分の借金(負債)には、
- 自動車ローンの残高
- リボ払いの残高
- 住宅ローンの残高
- 奨学金返済の残高
- 消費者金融や知人からの借金
など、あらゆる借金の合計を記載してください。
❻ 貯金(貯蓄)
同年代の貯蓄額は下記を参考にされてください。
なお、現状の自分の貯金(貯蓄)には、現時点での現金・預金・運用資産の評価額等の合計を記載ください。
以上が各項目の簡単な説明となります。
ここで大切なのは、自分よがりにならずとにかく客観的な視点を意識して自分が今置かれた状況を正確に知る、ということです。
そして、把握した自らの現状があなたの理想とする未来から遠ければ遠いほど、今後あなた自身に成長が求められることになります。
言い方を変えれば、現状把握の結果がどうであれ、これから学び実践して成長していけば良いだけです。
結果に対して、喜怒哀楽する必要なんてありません。
あくまでも、客観的な第三者目線で現状を把握し、他人のことを判定するかのごとく、淡々と事実だけを受け止めてください。
繰り返しになりますが、これから頑張れば何の問題もありません。
僕のお伝えするスキルを身に付ければ他人なんてあっという間にぶち抜けますので、安心していただければと思います。
まとめ
夢や目標をつかみ取ることのできるのは、己を知るものだけです。
すべては、あなた自身の手で自らの現状を正しく把握することからスタートします。
現状を把握せずに理想を夢見ることなら、誰にでもできます。
あなたがやるべきことは、運を天に任せて宝くじを買うことなんかじゃありません。
まずは現状を正確に受け入れ、僕と共に成功を掴んでいくことです。
ただ、結果をきちんと書き出したものを毎日確認することをおススメします。
自由と自分らしいライフスタイルの描き方
